こんな方におすすめ
- 共働き家庭と専業家庭って、結局どっちがいいの知りたい!
- 共働きか専業かどうやって選べばいいか分からない。。
この記事では、自分の実体験をもとに、共働き・専業のそれぞれについてメリット・デメリットを整理しました。
さまざまな観点から整理しているので、今まで気づかなかったことも出てくると思います。
共働きか専業かの話になると、すぐどちらが勝ち組で負け組かと言い出す人がいますが、こうした他人の言うことに流されていると、自分にとって最適な選択肢が見えづらくなってしまいます。
ですので自分が人生において実現したいことを果たすためにどちらが最適かをしっかり考えることが重要です。
最適な選択肢を選ぶための考え方についても書いていますので、参考にしてみてください!
「共働き」か「専業」かに勝ち負けはない
共働きか専業かの議論には、必ず、どちらが「勝ち組」でどちらが「負け組」かという議論が存在しますが、ボクはこの議論はナンセンスだと思っています。
なぜなら、共働きあるいは専業はあくまで理想の生活を実現するための手段であり目的ではないからです。
フライパンとお鍋どちらが優秀かを議論するようなもので、当然それぞれのメリット・デメリットがあるので、答えは「何を作るのかによる」ですよね。
それと同じで共働きも専業もどちらも一長一短なので、その人の理想の生活を実現するために、どちらの手段が最適かという視点で考えることが重要です。
ですからそれぞれのメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自分の理想の生活を実現するためにどちらが最適かを考えるようにしましょう。
次の章で、共働きと専業のそれぞれのメリット・デメリットをまとめているので読んでみてください!
共働きと専業の「実現できること」「実現できないこと」
共働き家庭で「実現できること」「実現できないこと」
メリット | デメリット | |
もらえるお金 | 2人で働く分稼ぎが多い。また、同じ年収でも1人で働く場合よりも2人で働く方が手取額が多い。 | |
使えるお金 | 自由に使えるお金や自己投資、教育への投資に使えるお金が増える。 | 共働きならではの出費(外食・自担家電・保育料など)がかかる |
使える時間 | 仕事終わりに家事をするので、趣味や夫婦の時間などが少ない | |
仕事 | 夫婦ともに仕事をもち、仕事を通じて自己実現ができる | 子供の保育園送迎や緊急時のお迎えで仕事が制限される。 |
家事の質 | 家事に避ける時間が少ないので、クオリティは下がりがち | |
家事分担 | 夫が家事に協力してくれる可能性は専業よりも高い | 家事分担で揉めやすい。夫が家事をしないと妻の負担がとても大きくなる。 |
育児 | 子供が早い時期から同年代の子供と接するようになる | 親が子供と接する時間が短くなる |
育児分担 | 夫が育児に協力してくれる可能性は専業よりも高い | 夫が育児をしないと妻の負担がとても大きくなる |
妊娠・出産リスク | 産休・育休中も妻は雇用保険などから一定金額もらえる | 妻も働いているので、妊娠・出産時期の計画が立てづらい |
夫婦仲 | 夫婦ともに仕事して家事をするので、お互いの立場を理解しやすい | 家事・育児分担の揉め事が夫婦の溝になりやすい |
転勤リスク | 転勤になった場合に単身不妊となる可能性が高い | |
失業リスク | どちらかが働けなくなっても、一方の稼ぎが残る | |
選択の余地 | 共働きをやめて、専業に変わるのは比較的容易 |
専業家庭で「実現できること」「実現できないこと」
メリット | デメリット | |
もらえるお金 | 専業主婦(主夫)の社会保険料が免除される | |
使えるお金 | 家事にかかる費用を節約できる | 家にいる時間が長いので、その分の費用がかかる(水道・光熱費) |
使える時間 | 趣味の時間や夫婦の時間が作りやすい。また、平日にやらなければいけないことに対応しやすい。 | |
仕事 | 主婦(主夫)が家事や子供の送迎などをしてくれるので、仕事に専念できる | |
家事の質 | 家事に避ける時間が多いので、丁寧に家事をすることができる | |
家事分担 | 家事を手伝ってもらえない可能性が高い | |
育児 | 親が子供と接する時間が長い | |
育児分担 | 育児は主婦(主夫)の仕事と決めつける人が多い | |
妊娠・出産リスク | 妊娠・出産時期の計画が立てやすい | |
夫婦仲 | 夫婦の時間を多く作れる | 仕事と家事が完全分業なので、お互いの立場を理解し合う機会が少ない |
転勤リスク | 転勤になっても影響が少ない | |
失業リスク | 働けなくなると世帯収入が大幅に下がる | |
選択の余地 | 専業から復職する場合、仕事の選択肢が限られる |
以上が共働きと専業それぞれのメリット・デメリットです。
どちらを選択すべきか迷った時は、まずは、自分が今後の人生で何を実現したいか、何を大切にしたいか、その価値観の優先順位を考えることが重要です。
価値観には様々あると思いますが、例えば以下のようなものがあると思います。
- 趣味や旅行、子供の教育などに多くのお金を使いたい
- 趣味や家族の時間が多くほしい
- 子供の世話は第三者ではなく自分たちでしたい
- 夫婦で協力して家事・育児がしたい
- 夫婦ともに外で働き、やりたいことができる
- 子供の送迎などを気にせずに仕事に専念したい
- 共働きと専業の両方の選択肢を残しておきたい
- 仕事と家事について、お互いに理解ある関係でいたい
- 妊娠出産のタイミングを、仕事に影響されずに自分たちで決めたい
皆さんの価値観の優先順位はいかがでしょうか?
- 夫婦ともに外で働き、やりたいことができている
- 自由に使えるお金が多い
- 自由な時間が多い
- 夫婦で協力して家事・育児ができる
- 転勤の影響を少なくしたい
「夫婦ともに外で働き、やりたいことができている 」を最優先に持ってきたのは、自分のために妻にやりたいことを我慢させるのが嫌だったからです。
また、お金で我慢したくない、というのも選んだ理由です。
「自由な時間」や「転勤の影響」は専業のほうが有利ですが、努力や工夫でなんとかなるかなと思っています。
共働き・専業のどちらのデメリットも、やり方次第で克服することもできると思うので、理想は何か?どちらなら実現できるか?の視点で考えるといいと思います。
夫婦で価値観の優先順位を共有することが大事
最後に、共働きか専業かは夫婦のどちらか1人で決められることではないですし、1人で決めるべきでないと思います。
当然、理想が違えば手段も変わるので、夫婦それぞれの理想の生活についてしっかり共有し、自分の理想だけでなくパートナーの理想のためにどちらが最適かを考えることが大切です。
その人の人生に大きな影響を与える選択なだけに、理想を言えば、結婚前に話し合うことができているといいと思います。
まとめ
共働きか専業かはあくまで手段なので、自分が実現したいこと、大切にしたい価値観と向き合い、さらにパートナーと話し合って、お互いにとって最適な選択肢を選べるといいですね!
その際、どちらが勝組で負組かといった外野の議論に流されないことが重要です。
皆様の人生にとって重要な選択に、少しでも参考になれば嬉しいです。